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内山電機で働くベトナム人は、ヴィンさんを含めて2020年4月現在で6人。日本社会におけるダイバーシティ(多様性)が叫ばれていますが、内山電機には日本人だけでなく海外出身の従業員も働いており、垣根のないコミュニケーションをとっています。
ベトナムと日本の貨幣価値にはおよそ10倍の差があるので、内山電機で働くベトナム人たちの多くは日本で出稼ぎをして、故郷の実家や妻子への仕送りを行っています。ヴィンさんもまた、ベトナム・ハノイの近くにあるハイズオン市内の実家への仕送りを欠かしません。
ベトナム人らしい性格なのか、仕事には丁寧に取り組み、こつこつ技術を磨いていく技術者タイプが多いベトナム出身の社員の中でも、ヴィンさんの仕事ぶりは特に評価が高いそうです。教え方も丁寧なので、後輩の質問に答えたり、ベトナム人技能実習生の先生になったりすることもあります。
「ベトナム人の社員にとって日本語を覚えることは、場合によっては電気回路の知識よりも大事です。言葉がわからなければ、図面を読むこともできないし、仕事上のコミュニケーションもとれません。研修で私がベトナム人の後輩の先生になるときは、電気回路の知識と同時に日本語も教えています」
とても流暢な日本語で話すヴィンさん。日本語の勉強を始めてどのくらいで身につくのかを尋ねると、人によりますがおおよそ1年〜4年くらいで身につくのだとか。
「日本に来てから、日本人はとても優しくて、内山電機の人たちもとても親切だと感じています。不安になったことは一度もありません。毎日、仕事もとても楽しくて、将来はベトナムに帰国するというベトナム人社員も多いけど、私はずっと日本に住みたいと思っています」
故郷のベトナムでは、大学の休暇中に冷蔵庫の組み立てや電気配線の仕事にも携わっていたというヴィンさん。2019年に内山電機で働き始めたのも、日本で電気回路の仕事をしたいと思ったことがきっかけでした。
「入社したての頃は、新しい知識ばかりで覚えるのが大変でしたが、一年経つ頃には慣れることができました。でも、まだまだいろんなことを覚えたい。技術は進歩していくものですから、毎日しっかり勉強しておきたいですね。この仕事で一番楽しいことは、みんなで一緒に電気回路を作れることと、配線を綺麗に作ることです」
好きな仕事は、「一次側電源を作ること」。職人肌のヴィンさんですが、プライベートでは仕事仲間とウォーキングに出かけて、健康な体づくりも心がけているとか。
「内山電機は日本人と外国人の垣根がなくて、優しい人が多いですし、何よりも知識や仕事をしっかり教えてくれます。これは本当にありがたいことだと感じています。
今は日本語があまりうまくない人も、電気回路の専門知識と一緒に、仕事でコミュニケーションが取れる日本語を教えます。ぜひ、安心して入社してください」