工場紹介

山形上山工場Yamagata Kaminoyama

2022年5月に誕生した、内山電機の新たな製造拠点です。

建物・設備の特徴Facilities Features

開放的、そして高機能な工場棟

  • 最高13.2mの天井高 山形上山工場の天井はとても高く、開放的な気持ちで作業ができる空間となっています。
    この高い天井は生産性にも大きく寄与しており、受変電設備は高さや幅が2メートルを超える製品のため、これまでは工場内での運搬には多くの人員が必要でしたが
    天井の高さが13メートルを超える環境では製品をクレーンで高く吊り上げて他の製品の上を通過する運搬が可能となり、生産性が大幅に向上しています。
  • 広範囲、高効率のクレーン配置 山形上山工場には東西2列に各2台、合計4台のホイスト式天井クレーンが配置されており
    工場内のほぼ全域にクレーンが移動できるようになっています。
    4台のクレーンはすべて独立して稼働できるため、運搬・出荷などの作業がよりスムーズに行えるようになりました。
  • 搬入・出荷の安全性を高める車両レーン これまで、資材の搬入作業や製品の出荷作業は屋外の荷降ろし場で行われていましたが
    山形上山工場では工場構内に2箇所の車両レーンが設けられ、大型トラックが直接工場内に入ることができるようになりました。
    これにより今まで天候の影響を受けていた作業が全て屋内でできるようになり、作業の安全性が高まりました。
  • 悪天候にも耐えられる高速シャッター 工場内への車両出入口は、瞬時に開け閉めが可能な高速シャッターとなっています。
    その速度はシャッターが上がりきるまで4秒、閉まるまで7秒と通常のシャッターに比べてはるかに高速であり
    悪天候での搬入・搬出の際も工場内への雨や雪の吹き込みを最低限に抑えられるようになりました。
  • 夏は涼しく、冬は暖かい作業環境 工場棟の作業エリアには大型の空調機とサーキュレーターが備えられており
    豪雪地帯であり、夏の暑さも厳しい山形県の気候の中でも常に快適な温度・湿度のもとで作業することが可能になっています。
    また、車両レーン出入口のシャッター付近にはエアーカーテンが設置されており、真冬に車両の出入りのためにシャッターが開いた場合でも 天井から床に向けて流れる風が冷たい外気の吹き込みを防ぐため、工場内は冷えることなく暖かさが保たれるようになっています。

デザインと快適性を両立した事務所棟

  • モダンな空間に快適性を備えた事務所内 事務所棟の内部は、ホワイト・ブルー・グレーの3色で構成された清潔感のある空間の中に
    落ち着きのある木目をアクセントに取り入れたモダンなデザインになっています。
    デザインだけではなく、広く清潔な洗面台・無料で飲めるドリンクサーバー・食品の無人販売コーナーなど
    工場で働く社員が快適に過ごすための機能を数多く備えています。
  • 過ごしやすさを第一に考えた食堂 お昼時の癒しの空間である社員食堂は、大きな窓から外の景色や自然光を取り入れて開放感と快適さを高めた空間になっています。
    また、お昼休みの過ごし方は人それぞれ異なるもの。一人ひとりが自分なりの快適な時間を過ごせるように
    食堂の座席にはテーブルとカウンターの両方が設けられ、好きなスタイルで過ごせるようになっています。

新しい視点を取り入れた配電盤類の設置

  • メッセージ性・広告力を持った屋外受変電設備 山形上山工場への電源供給を担う屋外の受変電設備には、イラストの入ったラッピングが施されています。
    通常、受変電設備を含む配電盤類はその「重要な施設・設備へ電気を供給する」という役割から
    犯罪やいたずらの標的にならないように人目に触れない場所に設置されることがほとんどであり
    その結果、汚損したり腐食してしまうこともありました。
  • 山形上山工場の受変電設備には、「重要な設備だからこそ存在を明確にして認知を広げたい」という発想のもとにラッピングが施され
    まるで大型の看板のように目を引く製品となりました。
    ラッピングされたイラストには、「明るい社会を支えていきたい」という会社の理念が込められています。
  • 建物との調和・デザイン性を重視した屋内分電盤 屋外の受変電設備とは反対に、屋内のエントランスホールにある分電盤には木目調のラッピングが施されています。
    普段は武骨な雰囲気をかもし出している配電盤類も、このように表面に施設とマッチしたラッピングを施すことによって
    施設の雰囲気を損なわないだけでなく、むしろデザイン性を持たせることができるという見本となっています。

施設概要Facility Overview

住所 山形県上山市藤吾字大田2206番1
アクセスはこちら
建物概要  敷地面積9415.48㎡
建物構造鉄骨造2階建て
建築面積3487.27㎡
延床面積4021.71㎡
事務棟965.22㎡
車庫101.65㎡
工場棟2929.34㎡
駐輪場25.50㎡
設計管理 株式会社エリア総合計画事務所
東京都港区麻布十番2-16-11 麻布十番2Aビル
TEL 03-5443-5808 www.area-arch.com
建築主体工事
機械設備工事
外構工事
羽陽建設株式会社
山形県上山市美咲町2-1-95
TEL 023-672-1326 www.uyoukensetsu.co.jp
電気設備工事 日本電設工業株式会社 東北支店
宮城県仙台市青葉区中央4-4-23 NDK仙台ビル
TEL 022-221-5501 www.densetsuko.co.jp

建設の流れConstruction Flow

  • 令和元年(2019年) 6月 5日

    上山市に「かみのやま温泉インター産業団地第1号区画」の分譲申込みを行う

  • 令和元年(2019年) 6月27日

    上山市より予約分譲事業者決定の内示を受ける

  • 令和元年(2019年) 7月 5日

    山形県庁あこや会館において横戸上山市長と宮本社長が「土地売買予約契約書」の締結式を行う

  • 令和2年(2020年) 9月16日

    株式会社エリア総合計画事務所と建築設計・監理業務の委託契約を締結し、建物の設計管理を依頼する

  • 令和2年(2020年)12月20日

    株式会社エリア総合計画事務所にて見積用図面・書類が完成し、入札希望の建設会社(11社)に図面・資料を配付

  • 令和3年(2021年) 2月22日

    審査の結果、建設主体工事(機械設備、外構工事を含む)を地元上山市の羽陽建設株式会社に決定
    電気設備工事を特命にて日本電設工業株式会社東北支店に決定

  • 令和3年(2021年) 3月31日

    日本建築検査協会より建築確認申請適合を受ける

  • 令和3年(2021年) 4月 9日

    上山市庁舎において横戸上山市長と宮本社長が「土地売買仮契約書兼本契約書」の締結式を行う
    羽陽建設株式会社本社において羽陽建設株式会社・日本電設工業株式会社東北支店と工事請負契約を締結する

  • 令和3年(2021年) 4月28日

    きらぼし銀行・みずほ銀行、2行の協調融資による建設資金用特別当座貸越契約がきらぼし銀行高円寺支店の主導により成立

  • 令和3年(2021年) 4月28日

    上山市に対する土地買付代金の支払いを完了

  • 令和3年(2021年) 5月13日

    横戸上山市長、きらぼし銀行、みずほ銀行、きらやか銀行を来賓に招き、工事関係者と共に建設地において地鎮祭を執り行う

  • 令和3年(2021年) 5月14日

    工事着工

  • 令和3年(2021年)10月14日

    工事関係者と共に上棟式を執り行う

  • 令和4年(2022年) 2月21日

    上日本建築検査協会の現場審査を受け合格する

  • 令和4年(2022年) 2月28日

    工期290日、無事故無災害にて工事竣工
    きらぼし銀行・きらやか銀行2行による、山形県及び上山市の産業立地促進資金を利用した協調融資契約が成立

  • 令和4年(2022年) 3月 1日

    建物の引き渡しを受ける

  • 令和4年(2022年) 3月 2日

    開業準備を開始する

  • 令和4年(2022年) 3月18日

    横戸上山市長、きらぼし銀行を来賓に招き、工事関係者と共に竣工式・落成式を執り行う

  • 令和4年(2022年) 5月13日

    日野本社工場の業務を終了する

  • 令和4年(2022年) 5月20日

    開業式を行い、正式開業する

アクセスAccess

〒999-3234 山形県上山市藤吾字大田2206番地1
TEL 023-666-3762(代表) 023-666-3763(資材部門) FAX 023-672-7600

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